佐波川の一部を縮め切り、かっての柚野村の中心だった大原地区など、207戸と1,000余人が立ち退き、昭和31年に完成した人造湖で、水没地区の地名をとって、大原湖と命名したものであり、面積1.16km、有効貯水量2,400万ミリ立方メートル、堤高53m、堤頂長160mの多目的の重力式ダムである。
周辺には2,000本ほどの桜が植えられ、爛漫と咲き乱れる態は桜の名所ならではの様である。湖には鯉、ワカサギ・フナ・紅マス、ウナギ、ブルーギルなどが放流され、釣りも出来る。
大原湖左岸一帯は青野火山帯こ属し、新生代の洪積世に噴出した火山岩で出来ている長者ケ原が広がり、クリ園、ワラビの産地としても有名である。広大な草原の台地から眼下に見下ろす大原湖の展望も素晴らしい。また右岸には愛鳥林があり、県立自然公園こ指定されている上流の滑渓谷付近とともに野鳥の宝車である。県下でもまれなブツポウソウ、アカショウビン、ジュウイチは大原湖面に美しい声を響かせてくれる。冬にはマガモ、オシドリが渡来して棲息する。 |