【甲と乙】
酒屋などで焼酎を買おうとすると、「甲?or乙?」とよく酒屋に訊ねられます。目的によって正しい方を選びましょう。
 
甲 類
(ホワイトリカー)
安くて無色透明でアルコールのにおいが感じられず、ほのかな甘みと丸味があり、全体として爽快な味わいが楽しめます。梅酒など、家庭用果実酒の原料としてホワイトリカーとして名付けられています。
地域によっては根強い人気があり、全国の焼酎消費量の六割を占めています。
乙 類
(本格焼酎)
南九州を中心に生産され、米、麦、芋の焼酎や、清酒の副産物の粕取り焼酎などがあります。甲に比べてで低くみられそうですが、乙類のほうが素材の味を生かした昔ながらの焼酎で、「本格焼酎」と呼ばれます。

【焼酎は二日酔いしない】
酒の中に不純物があると悪酔いするしますが、蒸留酒なので混ざりものがありません。 日本酒やワインなどにくらべて「酔い覚めが爽やかだ」といわれます。科学的な裏付けはほとんどありませんが、エチルアルコールが体内で分解されるときに生じるアセドアルデヒドが神経を刺激するため、というのが定説になっています。

【お湯割のポイント】
お湯割りだと自分の好きな濃さにできますが、一般的に焼酎とお湯の割合は普段飲んでいる酒で決まり、ビール、清酒、ウイスキーなど、それに近いアルコール濃度に薄めるようになるといわれます。日本酒をよく呑む人は日本酒の濃度に近くなるらしいです。35度、40度以上の高濃度酒や長年貯蔵した古酒も出回っていますが、焼酎に慣れ、風味を楽しみたい人が薄めずにじっくり味わうのに適しています。一つの銘柄(米、麦、芋など)にこだわらず、何種類かブレンドしてみるのも思わぬ旨さが味わえます。
【お湯が先か?焼酎が先か?】
 鹿児島の飲み屋などでお湯割を注文した場合、お湯は先?後?と聞かれることがあります。
 ”お湯が先”の場合は、お湯を先に入れ、グラスを温めてから焼酎を入れることが目的です。 しかし、焼酎を先に入れた方が焼酎の量がはっきりと分かるため、どれだけアルコールを飲んだかの確認がしやすいようです。
 お湯が先、または後かでこだわっている人も多いので、他人のお湯割を作る場合は念のため聞いた方がいいようです。

【白い沈殿物】
 冬場など、あまり冷えすぎると、本格焼酎に白い綿のような沈殿物ができることがあります。これは焼酎に含まれる脂肪分なので、そのまま飲んでも心配ありません。常温のところで少し降れば元に戻ります。逆に、直射日光に当たる場所に長くおくと味が微妙に違ってくるので、保存は日陰にしてください。防腐剤が入っていないため、呑むなら作られて一年以内、あけたら早めに飲んだ方がいいようです。
本格焼酎「鴨田楽」などは、品質保持のため1瓶ずつ和紙で包んで、おいしい状態で頂けるよう工夫されています。