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漢陽寺の裏山に山口県指定文化財の潮音洞がある。この水洞は岩崎想左衛門重友が鹿野台地に水田開作と生活用水を救うために、資財をなげうって、漢陽寺の裏山にトンネル100mを掘って、870mの水路を作り、錦川上流の水を引いたものである。慶安4年(1651年)工事を起し、当初は村人達も無関心であったが、工事がすすむにつれて協力を惜しまず4年の歳月をかけて承応3年(1654年)に完成した。この時代は測量技術や工具が幼稚であったので工事は難航を極めた。これによって62町歩の水田を開作することができ、住民300戸の生活用水を救うことができたのである。藩主毛利綱広はその功を賞して想左衛門重友を士籍に列した。 |